一時期程ではありませんが、読書の習慣も続けるようにしています。
私が最近読み終えた本は「幸せをお金で買う」5つの授業です。
(エリザベス・ダン, マイケル・ノートンの共著)

この本の事は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称、ビリギャル本)を書いた坪田信貴氏の本でも触れていました。
タイトルを見るとなんだかやましい感じを受けましたが、読み進めると『幸せを生むお金の使い方』を指南しているものでした。
本中の5つの授業とは、著者が重視している以下の5つのポイントです。
@経験を買う
Aご褒美にする
B時間を買う
C先に支払って、あとで消費する
D他人に投資する
この中で自分の心に響いたのは、先ず@の『経験を買う』でしょうか。
高級な物よりも旅行などの貴重な経験にお金を使うべきだと主張しています。
自分に当て嵌めてみると、めっちゃきっついレースにでも出れば心に残る経験になるでしょうか。
Aの『ご褒美にする』については好物をいつでも消費するのではなく、ご褒美の日を作ってみる事を勧めています。例えば、お酒が好きな人は毎日飲むのではなくご褒美デーを作ってその日まで我慢するとお酒を美味しく頂けるんだとか。
Bの『時間を買う』はTime is money.と同じで、少しお金を払って通勤時間を短縮したり、掃除にルンバを活用したりして、浮いた時間を自分のしたい事に使うことを勧めています。
Cの『先に支払って、あとで消費する』では、クレジットカード払いの弊害を挙げています。クレジット払いだと簡単に物が買えてしまうため、米国では借金を抱える人が増えているそうです。
このような事情から、自分の支払える額(財布)を確認しつつ現金で先払いしておき、実際のお楽しみは後にするのが良いそうです。
自分に当て嵌めてみると、マラソンレースの代金を先払いしておき、レースの当日迄そのイベントを心待ちにし、最後に本当のレースを楽しむことになるのでしょうか。
Dの『他人に投資する』も大事だなと再認識しました。
本書では、家族や知人など出来るところからで良いとアドバイスしております。
他人の為に活動することで結局、自分が幸せな気分になれるんだそうです!
私はお金に限らず「時間や物など」を他者に喜んで提供することもこれらに含まれると考えました。例えば、家で使わなくなった古着をボランティア団体に提供すること、献血なども挙げられますし、自治会活動やごみ清掃や公園整備、イベントなどのボランティア活動も挙げられます。
また、私は『ふるさと納税』なども他人(他の自治体)への投資の側面を持つように感じました。なお、ふるさと納税は自分の支払った税金の使途を納税者が選ぶことができます(例えば、子育て・教育、安全防災、環境緑化)。その自治体に住む方々の事について考えるきっかけを持つことができます。
時間に追われる日々でも読書したり、犬と散歩したりするなどの『心のゆとり時間』を持つことも「幸せな時間」の使い方なんだと再認識することができました。
皆さんも『幸せなお金や時間の使い方』について考えてみませんか。
令和4(2022)年4月27日 新潟市にて
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次