人生初の100km超えのレースに出走しました。
憧れの信越五岳の110km!(110kmでショート(汗))
新潟(知人)の方々の熱い応援を糧になんとか完走できました。
受付のため前日入りしました。
ウェルカムパーティでは1000人近くが集い、主催者の話に耳を傾けました。
乾杯の音頭で知人からビールを注いでもらいましたが、口をつける前に自分が運転者であると気付き、急遽ノンアルに変更(^_^;)。

そしてお楽しみのブュッフェ。

その後の100マイルのスタートは花火も上がり、盛大でした。
主催者も過去最高の盛り上がりだったと報告しております。

これを見ると自分も選手の一人になってみたいと思ってしまいました。
その後、宿に戻り、床に就くも殆ど眠ることができませんでした。
時計をみると30分〜1時間ぐらいしか進んでいないことが多かったです。
そして早朝になり、いよいよ110kmのスタートです。

110kmという経験したことのない距離のため、スタート後どの程度のペースで進んでよいかが判りませんでした。ただ、やっぱりアドレナリンが出ていたのか、少し飛ばし過ぎた気がします。
〜バンフ(エイド)の先の林にて〜

約35km地点の熊坂に辿りつくまで、結構な疲れを感じてしまいました。
あと残り75kmもあると考えたくなかったです。
そこを過ぎて6〜7kmは関川沿いを走りました。日陰がなくてキツイと聞いてましたが、その通りでした。私が走ったときはお昼前だったので32℃位でしたが、後続の方はもっと暑かったでしょう。
関川沿いの途中から100マイルの選手と合流しました。知人の選手を何人もお見かけしました。
関川を抜けると黒姫〜笹ヶ峰に入ります。ここは6月のロッキンベアでも走っていたのでコースを予測できました。笹ヶ峰エイドでようやく60km地点です。ここから、未だ50kmあると思うと先が長く感じました。
〜笹ヶ峰エイド手前〜

それでもまだ足が動いていましたが、西登山口70kmを過ぎると日が暮れ始めただけでなく雨が降り始めました。しかも雨脚が益々強まり、雷も鳴り始めました。延々と続く林道(砂利道)は泥水の激流となり、その中を靴でバシャバシャさせながら駆け下りました。
戸隠(90km)位までは元気でしたが、その先の瑪瑙山(ラストボス)では完全に足が売り切れてしまいました。足がガタガタしてしまい、下り坂なのに歩き。
他の選手はまさしくトレイルランナーの動きで、颯爽と駆け下りて行きました。
真夜中でヘッドライトの灯りだけで、皆さん何でそんな速いのか信じられません。
他の選手の灯りはどんどんと前方に進み、暫くすると消えてなくなりました。
最後の飯綱林道では身体がかなり疲弊しており、緩い登り斜面をジョグで進むことが出来ませんでした。気力が途切れ何度も歩いてしまいました。この最後の区間で多くの選手に追い越されたのは若干悔やまれます。最後まで粘りたかったです。
残り1kmのトレイルでも3〜4人に抜かれましたが、それでも、なんとかフィニッシュ。


ただ、下記の完走率からみても、このレースが過酷だったことは間違いなく、課題は残るものの完走できて良かったです。
完走率
100mile 40.2%
110km 38.3%
非日常を感じる貴重な経験を出来ました。
令和5(2023)年9月22日 新潟市にて回想
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次