越後カントリートレイル 2022に出走してきました!

【レース結果】
最初に結論を言うと、酷暑の中、なんとか完走しました。
しかも年代別2位というお土産(入賞)付きでした!

【詳細な戦況報告】
このレースは一昨年、昨年と感染症蔓延のため中止し、3年ぶりの開催でした!
(私も昨年エントリーしていました。)
今回は余裕を持って会場近くの宿に前泊することにしました。
前日は時水登山口で湧き水を汲んだ後に前日受付のため会場へ向かいました。
会場は緑一杯のおぐに森林公園です。

ほんとに木々が生い茂っていました。

前日受付を済ませた後は、開会式に出席しました。
開会式後は、レースディレクターの今田さんに当日のウェアや必携装備について質問しました。
今田さんのご助言も参考にし、当日装備について以下のように決定しました。
1.水量は1L
公設エイドが6箇所もあり、約10km以内にエイドがあるためフラスク1Lだけ持参し、ハイドレーションは使いませんでした。この作戦で良かったと思います。
2.ウェアは究極身軽に
ロング靴下か、スパッツ+ショート靴下のどちらを履こうと考えていましたが、ここのトレイルは丁寧に刈込みされているとのことでショート靴下だけにしました。
また、上着は当初Tシャツとアームカバーを想定していましたが、前日現地で出店販売していたONYONEのノースリーブを着ることにしました。
つまり、「手足は殆ど露出」作戦にしました。
当日30℃近くまで気温が上がったので、この作戦も成功したと思います。
3.補給食は多めに
全てのエイドで水分は取れるが、食べ物が提供されるエイドは1,2箇所だけでパンやバナナは出るけどジェル等は出ないとのことでしたので、ジェルなど持参の補給食を多めに持ちました。
この作戦も奏功し、特にアミノ酸系のジェルを持参して良かったです。
4.ポールは持たず
身軽にしたいとの欲求と距離の割に累積標高(2400m/63km)がそれ程でもないことからポールを持ち運ぶのをやめました。会場まで持ってきていて最後まで悩みました。最後の八石山では斜度が急でロープを多用する必要がありますが、途中の20km〜50km地点位までの坂道ではポールを使っても良かったかも知れません。
開会式終了後は今田さんと記念撮影。

※ブログに載せることについて本人の許可を取ってあります。
前日のお宿:
開会式後は会場から5km程の旅館に泊まりました。
夕食は豪華で食べきれない程でしたが、持ち前の貧乏根性が出てほぼ完食しました。

ただ、食べ過ぎで夜中になっても消化しきれず、胃もたれ状態に。
一人だけで部屋を利用することから大部屋を襖で仕切っただけ部屋に通されました。
隣の部屋も別の選手が宿泊していましたが、その選手のイビキに夜中じゅう悩まされました。結局、胃もたれ+イビキで朝まで一睡もできませんでした。
耳栓持ってくれば良かったと後悔。
【当日の朝】
そんな中でもスタート時間が迫ってきたため、急いで会場入り。
早朝はそこまで暑くは無かったですが、それでも20℃近くまで上がっていました。
日中の最高気温は30℃を超えたものと思われます。
前レースのMT. AWAといい、酷暑(炎天下)の中でのレースでした。
新潟弁で「ほんのき、あっちぇ〜日」でした。
【待望のスタート】
スタート前はMCの方が盛上げる、盛上げる。
自分もスタート前の独特の緊張感で興奮しそうでしたが、「まぁぼちぼち行くかな」と決め、なるべく冷静に行くことにしました。
以下はスタート直後の様子。

周りの皆さんは前を向いて走っていますが、自分だけ何故か時計を気にしながら走っていました。
【序盤のレース展開】
最初の8km地点までほぼロードで、選手の皆さん飛ばす飛ばす。
皆さんは4分台前半で走っておられ、自分もつられて最初のラップが4分59秒でした。その後はペースを落として景色を楽しむようなレース設計にしました。
8km以降になるとトレイルに入っていきましたが、私の順位は遅くなっていましたので、急斜面になる度に前の選手の渋滞(団子状態)にはまりました。
【レース中盤】
18km地点の時水エイド過ぎた辺りから、オーバーペースで走ってきた選手が徐々に失速してきました。皆さん、この辺りから足攣りに悩まされたそうです。
自分も最終的にその症状が出ましたが、後半迄は足攣りせずに進めました。
20kmから45km付近ではトレイルでも緩やかな坂があり、ロードでも炎天下の坂道があり、ポールがあれば良かったと後悔しました。
【レース終盤+アクシデント】
48km地点からとうとう来ました。このコースのラスボスの八石山です。
最大斜度35度の急登で、ロープを使って何度も何度も登って行かねばなりません。
なんとか山頂まで辿り着き、残りは下り基調と油断した頃でしょうか。
快調に下っていた時に小岩か木の根の上に左足を不用意に置いてしまい、足首を思い切り(あってはならない方向に)捻ってしまいました。「思わずヤバぃ!」と心配しましたが、歩けたのでそのまま続行しました。
(翌日には激痛に変わり、びっこ引いています。)(^_^;)
スローペースで入ったので途中まで抜くことが多かったですが、残り10kmで下りが速い選手に一人抜かれ、ロードでもスピードのある選手に抜かれました。
やっぱりスピードが足りない事を実感。
それでもなんとかゴールに辿り着き、完走しました!
50km以上のトレイルレースでは初完走です。
ゴール後の写真です。

今回はしゃがみ込む事にまでなりませんでした。
【ゴール後のお楽しみ】
ゴール後は豚汁と猪汁の食べ放題でした。御飯も薬味が選べました。
お腹が空いていたのでおかわりしました。

喉も乾いていたので、出店で冷たいものも買いました。
ジェラートも悩みましたが、シャキシャキの触感が良いかき氷にしました。


また、記録証も直ぐに発行され、順位を確認したら総合20位でした。

途中のチェックポイントで22位と言われていたのでその前後と予想できましたが、驚いたのは年代別2位に入っていたことです。これはめっちゃ!嬉しいです。

自分は平凡なランナーなので、入賞することは殆どありません。
昨年の魚沼スカイレースの入賞以来2回目です。
【入賞式】
全身汗だくだったので早く風呂に入りたかったですけど、入賞式をして頂けるとの事でしたので、喜んで参加しました。


副賞も豪華でした。
地元のお米とColumbiaの帽子を頂戴しました。

【レースを通して】
今回初めての参加でしたが、地元の方々の応援が温かった(熱かった)です。
町総出の一大イベントのようでした!
集落ごとに道路上に横断幕を掲げて頂いたり、私設エイドもありました。
茣蓙や椅子を道路脇に置いた爺ちゃん、婆ちゃんの声援。
沿道では団扇を振っての大声援。それに応えるように私は団扇にハイタッチ。
低学年の小学生であろうと思われる子供から私のゼッケンの名前(平仮名)を見て、「やすじぃ〜。がんばれ〜!」と応援してくれました。思わず笑顔がこぼれました。
3年ぶりの開催で、地元の方々も楽しみにしていた様子が伝わってきました。
選手、ボラ、地元の方が一体感を味わえる大会でした。
暑かったけど、めちゃめちゃ楽しかったです。
この週末も充実した日が過ごせました!
大会関係者及び地元の方々に感謝申し上げます。
令和4(2022)年6月20日 新潟市にて回想
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次