皆さん、忠犬のしっぺい太郎の民話を知ってますか?
私の生まれ故郷の静岡県西部(遠州地方)で語り継がれてる昔話です。
磐田市ではこのヒーロー犬の伝説から「しっぺい」のゆるキャラを作りました。
最近、実家の母親が私へ「しっぺい」のハンカチを贈ってくれました。

私は子供の頃、歴史や昔話が好きで近くの城跡(茶畑で覆われ見た目では城跡と判別できない場所)に行ったり、親がどこか連れて行って欲しいか聞かれると遊園地ではなく「○○城」と答えていました。実際に徳川家康所縁の岡ア城や三河武士の館を訪問したりしました。(^_^;)
【しっぺい太郎の話 〜私の記憶から〜】
舞台は自分の母校(高校)近くの磐田市見付です。
夏の見付天神の祭りの際に毎年、うら若き娘を柩に入れて捧げられるという人身御供のしきたりがありました。この話を聞いた旅の僧侶が解決に乗り出し、これが怪物の仕業であり、怪物が恐れる犬が居ることを突き止めました。
その犬が長野県駒ケ根市の光前寺で飼われていることを知った僧侶は狼のように大きな犬を連れて帰りました。そして、次の祭りの際に娘の代わりにしっぺい太郎(私の記憶では僧侶も)が柩の中に入り、怪物を待ち受け、怪物を退治しました。
しっぺい太郎のその後(私の記憶):
しっぺい太郎を返すために光前寺に戻る夜中の山道でしっぺい太郎が暴れ出したので、僧侶がしっぺい太郎を切りつけてしまいました。朝方になり周囲が明るくなると、しっぺい太郎が僧侶を守るために大蛇と戦っていたことが判り、僧侶も涙する話だったと記憶しています。
なお、しっぺい太郎の話(特に長野への帰還)には諸説あります。例えば、しっぺいの紹介頁(こちら)や見付天神の公式サイト(こちら)も話が載っています。
そういえば、見知らぬ来客に吠える家のワンコも忠犬かな。
もっと可愛がらなくちゃ。
【見付天神の見どころ(つつじと激坂)】
ところで、見付天神には激坂があって高校で陸上部に所属していたとき、魔の坂道ダッシュをしたことが思い出されます。また、つつじも有名でつつじ祭りも開催されます。ここでつつじを描いた記憶がありますが、遠い昔で確かではありません。
【見付天神の見どころ(裸まつり)】
また上述の見付天神のお祭りは裸で体をぶつけあう「裸まつり」の奇祭で有名です。
高校の同級生が当時天神様の近くに自宅があり、祭りの日にその友人宅に遊びに行きました。祭りのクライマックスに近づく頃、家の外から「電気を消せ〜!」との怒号が聞こえ、あわてて電灯を消したことを思い出します。非常に荒々しい祭りとの記憶があります。
なお、トレラン選手が愛用するテーピングのNEW-HALEの本社がこの見付の地にあります(詳しくはこちら)。
令和4(2022)年8月4日 新潟市にて回想
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次