先週のことですが、久しぶりに静岡へ出張してきました。
その間、実家に寝泊まり。
空き時間があったので、猛暑の中、30kmのロングランを敢行しました。
先ずは袋井市の東海道松並木からスタート。
私の実家のある袋井市は旧東海道の宿場町の一つです。東海道五十三次の宿場の数では江戸から数えても京から数えても27番目で中間点に当たるので「東海道のど真ん中」とアピールしています。
私の実家はまさに松並木の真横にあり、子供の頃は旧国道の両側に並び立つ松並木を見ながら登校しました。そして、小学校に着けば樹齢百年のユーカリの大樹が校庭で私達を見守っていてくれました。
そんな郷愁や思い出を感じながら東名高速道路の国本トンネルをくぐり、原野谷川の河岸丘陵に沿って上流側に走っていきました。
茶畑! 静岡(特に遠州)を走れば必ず見れる景色です。

この河岸丘陵は自然豊かなエリアで、広大なゴルフコースが2つも広がっています。その一つの葛城ゴルフ倶楽部には旅館北の丸があり、2002年にはトルシエ監督率いるサッカーワールドカップ日本代表の合宿地にもなりました。詳しくはこちら。
そんなゴルフコース脇の木々が茂ったアップダウンのある道を進んでいきました。また、この辺りには古墳群(各和や吉岡)も点在しており、古代より人々が居住し易い川沿い地域だったようです。
アップダウンの林道が終わると、少し開けた宇刈地域に出ました。

ここにはトイレのある宇刈里山公園があり、小休止しました。

公園から大日トンネルを抜けると、そこは「森の石松」で有名な森町です。

森町には太田川も流れており、この川を渡ると森町市街へ入ります。

天竜浜名湖鉄道の森町の駅に着いた頃には13km程走っていました。
この駅から僅か数キロの場所にお目当ての場所がありました。
八形山登山道と町民の森ハイキングコースです。ここをぐるっと回ってきました。


このトレイルが終わった頃は17km程度も走っていたので、そろそろ戻らなければなりませんでした。
帰りはローカルな天竜浜名湖鉄道に沿って走りました。
自分の子供のころは二俣線と呼ばれていました。
戸綿駅や原田駅を通過し、本郷にある原谷駅に立ち寄りました。

こじんまりした駅ですが、これでも周辺の無人駅より大きく、二ノ宮金次郎さんにもお目にかかれました。

原谷駅から沿線を離れ、誰もいない炎天下の原野谷川の河川敷に沿って進みました。この頃になると昼下がりの日差しで頭がクラクラしました。

遠くにはエコパスタジアムが望めました。
当日から「なにわ男子」のライブが始まっていました。オジサンには全く関係のないですが…
無事にロングランを終えました。総距離30.7kmを約4時間のランでした。

母親は私が長時間不在にしていたので少し心配したようでした。アラフィフの息子でも親というのはいつでも子供が気に掛かるものですね。(久々に帰省したのに)
今回は車での出張でした。
復路は山梨・長野経由で宿泊&観光を入れながら戻りました。
上越の鵜の浜温泉で一泊し海鮮料理に舌鼓を打ちました。


翌日は上越を出発し、寺泊、弥彦神社、上堰潟公園に立ち寄って無事に新潟に帰還しました。
上堰潟公園では「わらアートまつり」の開催初日でした。
見応えのある力作が3点、角田山の麓で鎮座していました。


都会の美大生と地域のコラボレーションによって成り立つイベントで、素晴らしい。今後も、継続・発展してもらいたいです!
静岡出張を強行して疲れましたが、良い思い出ができました。
令和4(2022)年9月3日 新潟市にて回想
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次