2022年10月10日

えちご・くびき野 100kmマラソン2022




秋のレース4戦目は上越市のくびき野が舞台でした。
三連休の10月9日(日)にえちご・くびき野 100kmマラソン2022が開催されました。



【結論】
最初に結論を申し上げると、自身最長100kmを初挑戦し無事に完走しました。

結果はネットタイムですが、10時間39分57秒

サブ10は自分にとって高い壁でした。


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【詳細報告】
えちご・くびき野 100kmマラソンは台風やコロナの影響で実に6年振りに開催されました。北海道から沖縄までの全国各地からウルトラ猛者たちが、このくびき野に集結しました。

大会情報によればロングだけでも1300人以上がエントリーしました!
100kmの部(定員2,000人)1,333人
60kmの部(定員600人)531人
合計(定員2,600人)1,864人

ロングでは申告タイムによりA〜Dグループに分けてスタート時刻が異なりました。
つまりタイムを狙う猛者たちはDグループに集中します。一方、私は初挑戦という事で一番最初のスタートで制限時間にゆとりのあるAグループに入りました。



【前泊】
上越市までは自宅(新潟市)から130km近く離れているので会場に近い直江津に前泊することにしました。私がエントリーしたAグループは4時30分スタートでしたので当日早朝には時間が無かったからです。

ホテルには直行せず、スタート会場の上越リージョンプラザの駐車場や近くの日帰り温泉施設の場所を確認しました。当日はなるべくストレスなく過ごしたかったからです。


会場下見の後、ホテルに無事チェックインしました。

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地元の美味しい定食屋さんで夕食でもと思いつつ睡眠時間をなるべく確保するため、ホテル近くの大型スーパーの弁当で我慢しました。

寝る前に当日のアイテムを再確認。
今回はフィニッシュ地点を含め、ドロップバック3つ全てを用意しました。

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早めにベッドに入りましたが、枕が合わず廊下などの物音で全然眠れませんでした。


【現地入り】
当日はホテルで抗原検査を実施し、3時半過ぎに受付をしました。
早朝で食欲も無く受付後の会場で朝食を取ったり、少しアップしていたらあっという間にスタート開始時間になりました。今回は会場や知人との写真を撮る余裕は全くありませんでした。


【夜明け前のスタート!!】
そして、4時30分にいよいよ号砲!

真っ暗なのでヘッドランプを装着・点灯しながら上越の街中を走り抜けました。

日の出は5時半頃なので1時間程ヘッドランプのお世話になりました。スタートから20分もせずに田んぼ道に出るので安心して走れました。ヘッドランプを付けずに走る選手も多く、私の近くにいた選手は道を照らす私の前後にピッタリとくっついて走っていました。(^_^;)


【前半 40km付近まで】
前半は40km手前位までほぼ平坦なロードです。

自分はキロ5分40分ペースで行こうと思っていました。周囲の選手も同じ位のペースでしたのでその集団に付いて行きましたが、実際は5分25秒〜40秒程度でラップを刻みました。自分では抑え気味のつもりでしたが、後半の結果を見るともう少し抑えた方が良かったかも知れません。

35km過ぎから初めて疲れを感じ始め、38km地点過ぎ位から若干上り勾配になり同じペースを維持するのが辛くなってきました。


【40km〜60km 5つの峠】
この中間区間は何度も峠が現れました。自分としては5つ峠が現れた気がします。この頃になるとBグループの速い選手が私を追い抜きガシガシと走り登っていく光景を目にしました。

また、55〜60kmの峠ではDグループのトップ選手も現れ、物凄い勢いで下って行くのを間近で見ました。自分はその頃には下りもペースが落ちてしまって羨望の眼差しで見入ってしまいました。
この頃にはハムストリングスや尻の筋肉も痛くなってしまいました。


周到に用意したドロップバッグも殆ど使わずに終わりました。


【後半 大失速】
これらの峠ではヘロヘロの状態で登り切りましたが、60km過ぎると脚が上がらなくなってしまいました。前半のペースから平均して2分以上も遅れる大失速。

自分的には60〜70km区間(浦川原区)は一番息が上がっていた辛い区間でした。これ以降も辛い場面が多く、72km地点の最後の峠も辛ったです。

75km過ぎから85km位までの間は絶賛失速中でも若干息を吹き返しました。
先日の阿賀では85kmゴールで終わりでしたが、くびき野はここから先15kmもあると思うと先が思いやられました。


【最後の15km】
この頃になるとD番号やC番号を付けたウルトラ猛者達に追い抜かれて行きました。猛者達は自分より1時間半も遅いスタートなのに自分をあっさりと抜き、颯爽と駆け抜けていきました。レース終盤でも恐らく5分前半のペースなんだろうと。阿賀では参加人数も少なくそんなに抜かれませんでしたが、今回は多くの選手に抜かれ、自分だけ取り残されていく場面が何回もあり、その度、意気消沈していました。

残り10kmでも地味にアップダウンがありキツかったです。
しかも残り5kmでは自分には珍しく膝も痛み出しました。

85kmから先はホントに長くて「もうええ加減に終わってくれ〜」と頭の中で叫んでいました。



【悔やまれる信号待ち】
今回私は大きな信号に3〜4回程度捕まりました。1回毎に2〜3分の時間ロスが悔しかったですね。しかもエイドで休憩して丁度同じタイミングでエイドを出たD選手達は青信号をパスするのですが、ペースの遅くなった自分は赤信号に引っ掛かってばかりいました。
もう少し気持ちを強くして信号まで駆け抜ければ5分は記録が縮まっていたかもしれません。


【渾身のラストスパート】
最後の数キロで終わりが見えてくると、最後の力を振り絞ってゴールしました。



【レース結果】
記録:10時間40分1秒(ネットタイム:10時間39分57秒)
完走証はこちら。
MyResult.pdf

サブ10は自分には遠くて高いハードルだと感じましたが、ゆっくりでも100kmをほぼ歩かずに走り通せたのでは自信になりました。そこは自分を褒めてあげたいです。


完走メダルも貰いました!
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【ゴール後】
ゴール後は15時を過ぎていて天候も思わしくなかったので早めにシャトルバスに乗り込み現地を後にしました。本当はゆっくりして知人のゴールシーンを見たかったです。

16時過ぎにスタート会場に戻り、近くの日帰り温泉で体の汗や汚れを洗い流しました。その頃には雨も降り出し、筋肉痛バキバキの身体で130km先の自宅まで運転して帰りました。






スポーツの秋に十二分に運動ができました!





令和4(2022)年10月10日 新潟市にて回想

松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次
posted by 弁理士 松浦 康次 at 14:34| 日記