2023年04月20日
掛川で愛される武将は誰?
私は静岡県袋井市出身ですが、先祖のルーツはお隣の掛川市にあります。
確か、「松浦」の苗字を持つ人が最も多いのも掛川市だった気がします。
因みに「鳥好きの」連れラン仲間I氏は、新潟から「掛川花鳥園」に訪れているらしいです。(一度ならず二度も(爆))
掛川市と言えば掛川茶が有名ですが、新幹線の駅からも眺められる壮麗な「掛川城」も見どころの一つです。掛川城についてはこちら(サイト1とサイト2)。
私が子供の頃は現在の天守閣(平成6年完成)は無く二の丸だけでした。
そんな掛川城の歴史に出てくる有名な武将としては徳川家康、今川氏真、山之内一豊でしょうか。
地元の人間から親しみのある武将は誰だったのでしょうか。
掛川の城下町で育った私の実父とそんな話をした際に彼は、
「朝比奈 備中守!」
と言い放ちました。
おそらく、今川の太守様(今川義元と今川氏真)に仕えた朝比奈泰朝(あさひなやすとも)公のことではないかと思います。
主君今川氏への忠義を大切にした武将で、桶狭間の戦いで太守様(義元)の討ち死の後、義元の後を継いだ氏真を見限ろうとした反乱分子(井伊直親(いいなおちか))を掛川城下にて粛清しています。
この事件は大河ドラマ「おんな城主 直虎」の大事な展開の一つとなっています。
劣勢に陥りつつある主君をなんとか救いたいと思っての行動だったのでしょうか。
井伊家側にとっては悲劇の事件ではありますが…。
加えて、武田勢の侵攻により駿府を追われてしまった氏真を朝比奈氏は掛川城へ迎え入れました。その後、太守様を守るために三河(浜松方面)から進出してきた徳川勢を相手に、半年にも亘って徹底抗戦。結局、氏真が家康に降伏すると北条氏康の元へ身を寄せるとこれに付き従いました。
実家の近くにあった小さなお城(原川城)も徳川勢の侵攻により焼き払われてしまいました(泣)。今は城跡等の跡形は全くありません。
子供の頃歴史マンガが好きだった私は、徳川家康の話(マンガ)の一コマに朝比奈氏が小さく登場していたのを微かに覚えています。
そういえば、この武将と同じ苗字の方が昔、実家の近所にお住まいでした。遠江朝比奈氏と何かご縁があったのかなぁ、、、歴史オタク的には興味があります。
春になると、掛川城下を流れる逆川沿いの桜並木が綺麗です。
生まれ育った故郷に戻る機会は中々無いですがふと故郷を思い出すことがあります。
(ランニングSNSなどで静岡県在住のランナーさんが風景写真をアップしてくれたりした時に)
ということで、「掛川に忠義の朝比奈あり!」を知って頂きたくご紹介しました。
令和5(2023)年4月20日 新潟市にて
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次
posted by 弁理士 松浦 康次 at 18:17| 日記