知る人ぞ知るN3PUC 2024に参加してきました。
100マイルを初挑戦して何とか完走できました。
彩の国や五岳のクリック合戦に落ちた私にとっては今年の大きなチャレンジでした。
正式なレースでは無いですが、とても手作り感のあるこぢんまりしたイベントでした。(主催者、チャレンジャー、ペーサー、応援団の皆さんが優しすぎる。)
なお、N3PUCとは Nishikan Three Peaks Ultra Challenge の略で、チャレンジャー(参加者)が自分の距離目標を持って走るチャレンジです。
具体的には約42kmの周回コースで、西蒲三山のトレイルパート25kmと戻りのロードパート17kmとで構成されています。チャレンジャーによっては2周84km(50miler)、3周126km(75miler)、4周168km(100miler)を目指す感じです。
4周を完走した者は「西蒲マイラー」の称号と完走バックルを手にします。
なお、周回コースなので、スタート地点に自分の車を駐車してそこをデポポイントにしました。また、ロードパートは4つのコンビニをエイドとして使いました。
そして、私の目標は42kmの西蒲三山の壮大なコースを四周回することでした。
いよいよ当日。
睡眠時間は僅か4時間程度。
集合時間が早いのと緊張して眠れないのが原因でした。
土曜日の早朝にスタート地点に到着。
いつでも走れる準備をしてスタート時間を待ちました。
ビブナンバーは幸運の777。エントリー時に選ぶことができました。
スタート時間が迫り、レインウェアを脱ぎ、お友達と最後の準備。
一周目では割とかたまって和気あいあいと進むことができました。
二周目では再度の急登がキツイと感じましたが、三周目からはもう開き直って無心で目の前にある山を一つ一つ登りました。
二周目のトレイルパートの終了地点では自分の予定通過タイムよりも2時間近く早く通過してしまい、友人たちの何人かは応援に到着できませんでした。その為、友人たちは次のチェックポイントである周回地点に車で私より先回りすることになりました。
途中、ロードを走る私をキャッチ。
また、ロードでは同じペースの方と出会い、そのまま並走してもらいました。
ところが、二周目が終わり初日の夜になると、天気予報と違って風が強くなって気温が急に下がりました。そのせいで、私は低体温症っぽくなってしまい、ガタガタ震えながら走りました。
周回地点手前のキャンプサイトで友人たちが集まって熱烈な応援をしてくれました。寒さに震える私に鍋焼きうどん等を調理・用意してくれました。
それでも、ジッとしていると自分の汗から熱を奪われ、とても寒い。
友人との会話もそこそこにして周回地点の自分の車内で着替えてお湯を飲んだりお茶漬けを食べたりして暖を取りました。手許にある厚手の服を身に着けられるだけ着用しました。震えながら着替えたり、頭が回らない状態で次の補給物を取捨選択したりしたので、この休憩で30〜40分も費やしてしまいました。
三周目の深夜では誰も居ない山中をソロ縦走。参加した選手は合計32名だったので、仕方ない。厚着をして走ってるのに、補給のためザックから食べ物を取るために少し立ち止まるだけでも寒かったです。
二日目の日の出

用心しながらもトレイルを急いで下り、最後のロードパート17kmも歩かず、ジョグで通す事が出来ました。ラスト2kmはキロ6分〜6分半にあげました。
最後でもハプニングがありました。残りの5km位の場所で、右足の薬指がプチっと音がしてマメが潰れたと思ったら爪が取れてました。
スタート時の主催者の言葉「簡単な100マイルなど無い」を痛感しました。
こんなに長時間・長距離・累積標高を移動していたら、必ずトラブルが起こります。そこをどうやって乗り越えられるかも100マイルの醍醐味なのかも知れません。
それでも、なんとかゴールして記念撮影しました。
今回の計測結果です。

32人中17人が100マイルを完走しました。
私は8番目にゴールしました。
この結果に大満足なのですが、私より上位(5〜7位)は僅か10分以内の差だったので、もう少し頑張れたら良かったとも思いました。
完走後は日帰り温泉でサッパリした後で、会場近くの道の駅でソフトクリームを堪能しました。

参加賞の他、100マイラー用のバックルも頂きました。

また、これを腕に巻いて走りました。最初から最後まで「ハード」でした(笑)。

今回のこのような貴重な体験が出来、大変感謝しています。少し自信がつきました。
P.S.
チャレンジャーの中でマイラーの方も多くいらっしゃいましたが、走り方が違ってるというか、精神的余裕があるというか、何かと参考になりました。
令和6(2024)年4月24日 新潟市にて回想
松浦国際特許事務所(新潟市西区)
新潟 弁理士 松浦 康次